子供の学習方法の悩み…通信教材が向いているのはこんな場合!
通信教材を始めようかな?と思っているけれど
「本当にこの子には通信教材が合っているのか?」 「無駄になってしまわないか?」
といった疑問を抱いている方もいるでしょう。
通信教材にも種類があり、子供によって合うもの・合わないものがあります。
また、通信教材よりも学習塾や学習教室といった場所で学んだほうがいい可能性もあります。
今回は「こんな場合には教材を選ぶべき!」という事例についてご紹介します。
幼児は通信教材がオススメ
幼児の場合は、学習をさせて学力をアップさせることよりも
ということがメインの目的となります。
もちろん、小さいころから効果的な方法で学習させることができれば、IQの底上げや、学習力の基礎を鍛えることができるでしょう。
しかしまずは学習に対する意欲を上げることが重要です。
そのためには、やはり本人のやる気があるかどうか・興味を持てるかどうかということがポイントなります。
通信教材なら自分のペースで学習できる
通信教材の場合はどの時間に学習をしてもOK。
親がタイミングを図ってあげて、学習させることができます。
また、幼児向けの通信教材には楽しみながら学習できる様々な工夫・仕掛けが多いです。
このようにカラフルな教材なら苦手意識を持つことなく、本人が「もっと学びたい」と思える方法で学習させられます。
幼児は塾や教室が続かないことが多い
塾や学習教室の場合も、少人数であれば個々に合わせたペースで学習を受けられます。
しかし幼児にとって家の外であり、人の多い場所はあまり集中して学習ができる場所ではありません。
慣れれば集中できる場合もありますが、慣れるまでの間にその場所がイヤになってしまうことも少なくありません。
これらのことから、幼児に学習する習慣を身に着けさせるためには家の外という特別な環境で学習させるよりも
というメリットがある通信教材が適していると言えるでしょう。
習い事との掛け持ちなら、通信教材がオススメ
水泳やピアノといった他の習い事をしている場合、塾や教室との掛け持ちをしている子もいます。
しかし、ただでさえ習い事でいっぱいのスケジュールに塾や教室の予定を入れると、とても大変です。
小学生の8割が習い事に行っており、平均時間も長い 習い事の種類をみると、どの学校段階でも「スポーツ」がトップで、小学生の5割、中・高校生の約1割が行っている。1日あたりの平均時間は、全体でみると、習い事に行っている人の比率の減少とともに下がり、小学生が30分程度、中1生と中2生が15分程度、中3生から高2生が10分以下となる。習い事は小学生の放課後生活の特徴ともいえる。 参照:習い事の時間:放課後の生活時間調査(速報版) - ベネッセ教育総合研究所
上記のデータのように、小学生の場合半分が習い事をしていてその時間は30分程度。 それに送り迎えや準備の時間を含めると多くの時間がかかります。
帰ってきてからはご飯を食べてお風呂に入ればすぐ寝てしまう、ということも少なくないでしょう。
沢山の習い事や塾を掛け持ちしてもそれが苦にならない子もいますし、掛け持ちすることで
というメリットもあります。
しかし実際には
といったデメリットのほうが多く、塾と習い事との掛け持ちはそう簡単ではありません。
通信教材は時間の融通が利く
拘束時間が長い塾や教室などに比べると、通信教材は空いた時間に行えばよいため、時間の融通が利きます。
ご飯を食べる前、寝る前、朝起きてからなどその子に合わせたタイミングで行えば学習の習慣づけにもなります。
年齢にもよりますが、教材の場合は1日あたり15分ほどの時間でOKというものが多いです。
1日の中で空いた「ちょっとした時間」を使って効率よく学習したいなら教材のほうが良いでしょう。
なにより、子供にも親にも負担が少なくて済むというメリットがあります。
受験は考えていないけど、学習力を上げたい
小学校高学年になると、中学受験のために塾に通い始める子が増えてきます。
学習塾では受験対策として特別な授業を行っているところもありますし、先生も受験についてのノウハウをたくさん知っています。
他にも、面接対策をしてくれる塾などもあり、受験を視野に入れているのなら学習塾に通うのはとても良い学習方法だと思います。 しかし、「まだ受験に関しては考えていないが、学校外での学習が必要だと考えている」という場合は通信教材が最適です。
少しの時間で授業の予習復習を
塾でも学校での学習の予習や復習を行います。基礎から入試までしっかりと教えてもらえる場合が多く、学校での学習に不安があるなら塾のほうがいい場合も多いでしょう。
塾用教材は通信教材に比べて質のいいものが多いと言われていますし、疑問に感じたことはすぐ質問して答えてもらえる塾なら学習力の向上が見込めるでしょう。
しかし、
という場合は、通信教材がおすすめです。「入試などを控えているわけではないが、学校以外でも学習して今後に備えたい」というニーズにぴったりなのが通信教材。
1日あたりの時間は短くて済みますが、学校での学習をしっかり頭に入れるための予習・復習が十分できるためテスト対策としてもオススメです。
塾に入るのは入試を考え始めてから、進路に対する意識が高まってきてからでも遅くはないでしょう。 1年・2年のうちは通信教材などで様子を見てみるという方法なら家計にも負担がかかりません。
個人の資質をチェックすることも忘れずに
塾であっても教材であっても、その子に合わなければ「続かない」という結果になってしまいます。
また、教材を選んでもその種類によって合うもの・合わないものがあります。
本人にやる気がない、続かないという場合はなぜ続かないのか?どうすれば続くのか?ということを本人と相談しながら考えてみましょう。
理由を探れば「塾にシフトしたほうがいい」のか、「別の教材を試したほうがいい」のかその答えを導き出すことができるでしょう。
子供の学習については専門家によっても意見が分かれますし、子供によってベストな方法が大きく変わってきます。
試行錯誤しながらでも構いません。
子供に良い学習をさせたいと考えるなら、いろいろな方法からより良いものを選べるように自身も学習していきましょう。